# GA4の使い方—見るべき数字は5つだけ|改善アクションに直結するデータの読み方
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GA4の管理画面を開いて、30秒で閉じた経験はないだろうか。
俺はある。UA(旧Googleアナリティクス)を5年以上使ってきたのに、GA4に移行した直後は何を見ればいいか全くわからなかった。
指標の名前は変わった。レポートの構造も違う。直帰率すら最初は表示されない。『これ、本当に改善したのか?』と本気で思った。
ただ、使い込んでいくとわかる。GA4は「見るべき数字を絞れば」UAより使いやすい。今回は、GA4で本当に見るべき数字を5つに絞って、それぞれの改善アクションまで全部書く。
GA4が「わかりにくい」と感じる本当の理由
UAとの設計思想の違い
GA4がわかりにくいのは、操作が難しいからじゃない。設計思想がUAと根本的に違うからだ。
UAは「ページビュー」を中心に設計されていた。ユーザーがどのページを何回見たか。それがデータの基本単位だった。
GA4は「イベント」を中心に設計されている。ページの閲覧もクリックもスクロールも、全部「イベント」という同じ単位で計測する。
この発想の転換がわからないまま管理画面を開くと、何がどこにあるか迷う。それは当然のことだ。
「全部見よう」とするから挫折する
GA4の管理画面には大量のレポートがある。ユーザー属性、テクノロジー、集客、エンゲージメント、収益化。
全部見ようとする人ほど挫折する。
断言するが、中小企業のWeb担当者がGA4で見るべき数字は5つだけだ。残りは必要になったときに見ればいい。
俺自身、クライアントのGA4を見るときも、最初に確認するのはこの5つだけだ。それで十分に改善アクションが見えてくる。
GA4で見るべき5つの数字と改善アクション
1. エンゲージメント率(旧・直帰率の進化版)
何がわかるか: ユーザーがサイトに来て「ちゃんと中身を見たかどうか」がわかる。
UAでは「直帰率」が定番の指標だった。GA4では「エンゲージメント率」に置き換わっている。
エンゲージメントとは、以下のいずれかを満たしたセッションのことだ。
- 10秒以上サイトに滞在した
- 2ページ以上閲覧した
- コンバージョンイベントが発生した
つまり「ちゃんとサイトを使ってくれた割合」がエンゲージメント率。直帰率は「1ページだけ見て去った割合」だったから、GA4の方がより実態に近い。
確認場所: レポート → エンゲージメント → 概要
目安:
| サイトの種類 | エンゲージメント率の目安 |
|:————|:———————|
| BtoBサービスサイト | 55〜70% |
| ECサイト | 50〜65% |
| ブログ・メディア | 45〜60% |
| LP(広告用) | 40〜55% |
エンゲージメント率が40%を下回っていたら、ユーザーの過半数が「来ただけで帰っている」状態だ。
改善アクション:
エンゲージメント率が低い場合、原因は3つに絞られる。
原因1:ファーストビューで離脱している
サイトを開いた瞬間に「自分が探していた情報じゃない」と判断されている。広告やSNSから流入するキーワードと、LPの冒頭メッセージが一致しているか確認する。
ある不動産会社のLPで、ファーストビューのキャッチコピーを「物件情報はこちら」から「〇〇駅 徒歩5分以内 3LDK 月額XX万円〜」に変更した。エンゲージメント率は38%から57%に上がった。具体性が足りなかっただけだ。
原因2:表示速度が遅い
Googleの調査によると、ページの読み込みに3秒以上かかると53%のモバイルユーザーが離脱する。PageSpeed Insightsでモバイルスコアを確認し、50点以下なら画像圧縮やサーバー見直しが必要。
原因3:流入元とコンテンツのミスマッチ
「格安 Web制作」で検索して来たユーザーに、料金が一切書いていないコーポレートサイトを見せている。こういうケースは意外と多い。流入キーワードごとに適切なLPを用意するだけで変わる。
2. コンバージョン数とコンバージョン率
何がわかるか: サイトの「ゴール達成度」がわかる。
GA4ではコンバージョンの設定が必須だ。UAのように「目標」から設定するのではなく、「イベント」を作ってそれを「コンバージョンとしてマーク」する仕組みになっている。
ここが最初の落とし穴。GA4は初期状態ではコンバージョンが何も設定されていない。つまり、設定しなければコンバージョンは永遠にゼロのままだ。
必ず設定すべきコンバージョン:
| コンバージョン | 設定方法 |
|:————-|:——–|
| お問い合わせフォーム送信 | サンクスページの閲覧をイベントとして設定 |
| 電話タップ | tel:リンクのクリックをイベントとして設定 |
| 資料ダウンロード | ダウンロードボタンのクリックをイベントとして設定 |
| 購入完了(ECの場合) | 購入完了ページの閲覧をイベントとして設定 |
設定手順(管理画面から):
- GA4管理画面 → イベント → 「イベントを作成」
- イベント名を入力(例:form_submit)
- 条件を設定(例:page_location に “/thanks/” を含む)
- 保存後、イベント一覧で「コンバージョンとしてマーク」をONにする
Google Tag Manager(GTM)を使った方がより正確に計測できる。特にボタンクリックや電話タップは、GTMのトリガー設定で対応する方が確実だ。
改善アクション:
コンバージョン率が1%未満の場合、見るべきは「コンバージョンに至る導線」だ。
具体的にやることは3つ。
- CTA(行動喚起)の位置を確認する。 ページの一番下にしかフォームがないなら、途中にも設置する。あるBtoBサイトで、記事中盤にCTAバナーを追加しただけでCV数が1.4倍になった
- フォームの項目数を減らす。 名前・メール・電話番号・会社名・役職・部署・従業員数……。項目が多すぎると離脱する。最初は名前・メール・相談内容の3項目で十分
- コンバージョンの「種類」を増やす。 いきなり「お問い合わせ」はハードルが高い。「無料資料ダウンロード」「30秒診断」などのマイクロコンバージョンを用意する
3. セッションの参照元/メディア
何がわかるか: ユーザーが「どこから来たか」がわかる。
集客の効果測定に直結する指標だ。
確認場所: レポート → 集客 → トラフィック獲得
ここで見えるのは、ユーザーの流入経路ごとの数字だ。
| 参照元/メディア | 意味 |
|:————–|:—–|
| google / organic | Google検索からの自然流入 |
| google / cpc | Google広告からの流入 |
| (direct) / (none) | 直接アクセス(ブックマーク等) |
| instagram.com / referral | Instagramからの流入 |
| yahoo / organic | Yahoo!検索からの自然流入 |
この数字を見て何をするか。「どの流入元のユーザーがコンバージョンしているか」を確認する。
例えば、Instagramからの流入が月500セッションあっても、コンバージョンがゼロなら、Instagramの運用方針を見直す必要がある。逆に、Google検索からの流入は月100セッションでもコンバージョンが月5件あるなら、SEO強化に投資した方がいい。
改善アクション:
- CVR(コンバージョン率)が高い流入元に集中投資する。 全体のCVRが1%でも、流入元によって0.1%〜5%までバラつきがある。CVRが高い流入元にリソースを集中するのが最短ルートだ
- UTMパラメータを必ずつける。 SNS投稿やメルマガのリンクにUTMパラメータを付けないと、全部「(direct) / (none)」に分類されてしまう。utm_source、utm_medium、utm_campaignの3つは最低限設定する
- (direct) / (none)が多すぎる場合は計測漏れを疑う。 全体の30%以上が(direct)なら、UTMの付け漏れやリダイレクトでパラメータが消えている可能性がある
4. ページとスクリーン(ページ別のパフォーマンス)
何がわかるか: どのページが見られていて、どのページで離脱しているかがわかる。
確認場所: レポート → エンゲージメント → ページとスクリーン
ここが宝の山だ。
このレポートでは、ページごとの表示回数、ユーザー数、平均エンゲージメント時間、コンバージョンが確認できる。
特に注目すべきは「平均エンゲージメント時間」だ。
UAの「平均滞在時間」は計測方法に問題があり、実態と大きくずれていた。GA4の「平均エンゲージメント時間」は、ユーザーがそのページをアクティブに閲覧していた時間を計測するため、精度が高い。
目安として、ブログ記事なら平均2〜4分が健全。サービス紹介ページなら1〜2分。これを大幅に下回っている場合、コンテンツがユーザーの期待に応えていない可能性が高い。
改善アクション:
- 表示回数が多いがエンゲージメント時間が短いページを特定する。このページは「たくさんの人が来ているのに中身を読まれていない」状態だ。冒頭の見出しやリード文を見直すだけで改善することが多い
- コンバージョンが発生しているページを特定する。このページはユーザーの購買意欲が高い。CTAの配置や訴求を強化する価値がある
- エンゲージメント時間が長いがCVがないページを探す。ユーザーはしっかり読んでいるのにアクションにつながっていない。CTAがない、または弱い可能性が高い。フォームやバナーを追加してみる
ある中小企業のサイトで、月間3,000PVある記事のエンゲージメント時間が平均35秒だった。記事の冒頭に結論を追加し、目次を入れたところ、エンゲージメント時間が2分40秒に伸びた。PVは変わっていない。読まれ方が変わっただけだ。
5. ユーザー属性(年齢・性別・地域・デバイス)
何がわかるか: 「誰が」サイトに来ているかがわかる。
確認場所: レポート → ユーザー → ユーザー属性
マーケティングの基本は「誰に売るか」だ。それなのに、自社サイトに実際に来ているユーザーの属性を知らない企業は多い。
ある美容系ECサイトの事例。ターゲットは「30代女性」で広告を出していた。GA4のユーザー属性を確認したら、実際の購入者の45%は40代女性だった。広告のターゲティングとクリエイティブを40代女性にも広げたところ、ROAS(広告費用対効果)が1.6倍に改善した。
特に確認すべきポイント:
| 項目 | 確認すること |
|:—–|:———–|
| 年齢 | ターゲットと実際の来訪者にズレがないか |
| 性別 | 想定と違う性別が多くないか |
| 地域 | 地域ビジネスなら対象エリアからの流入割合 |
| デバイス | モバイルとPCの比率、それぞれのCVR |
改善アクション:
- モバイル比率が70%以上なのにPC優先のデザインなら即改善。 今のWebサイトはモバイルファーストが前提だ。フォームの入力しやすさ、ボタンの大きさ、表示速度。全部モバイル基準で最適化する
- 地域データを広告のターゲティングに反映する。 東京のユーザーがCVRが高いなら、広告の配信エリアを東京に絞って予算を集中する
- 年齢・性別データを広告クリエイティブに反映する。 実際のCVユーザーの属性に合わせた広告文・画像にする。ペルソナと現実の乖離を埋める
探索レポートの使い方——一歩踏み込んだ分析
探索レポートとは何か
GA4の標準レポートは「概要を把握する」ためのもの。探索レポートは「深掘りする」ためのもの。
UAの「カスタムレポート」に近いが、操作性はGA4の探索レポートの方が上だ。ドラッグ&ドロップでディメンション(分析軸)と指標を自由に組み合わせられる。
確認場所: 左メニュー → 探索
実務で使える探索レポート3選
1. 目標到達プロセス(ファネル探索)
ユーザーがコンバージョンに至るまでの「ステップごとの離脱」を可視化できる。
例えば、ECサイトなら「商品一覧 → 商品詳細 → カート追加 → 購入完了」の各ステップで何%が離脱しているかがわかる。
設定手順:
- 探索 → 「目標到達プロセスデータ探索」を選択
- ステップを定義(各ステップにイベントまたはページを指定)
- 「開いた目標到達プロセス」にするとステップをスキップしたユーザーも含む
- 「閉じた目標到達プロセス」にするとステップを順番に通過したユーザーだけ計測
あるBtoB企業で、問い合わせフォームの入力画面まで到達したユーザーの40%がフォーム送信せずに離脱していた。フォームの項目数を12個から5個に減らしたところ、離脱率が40%から18%に改善。月間の問い合わせ数が8件から14件に増えた。
2. セグメント比較
「コンバージョンしたユーザー」と「しなかったユーザー」の行動を比較できる。
設定手順:
- 探索 → 「自由形式」を選択
- セグメントを2つ作成(CV済み / CV未済)
- ディメンションに「ページパス」、指標に「表示回数」を追加
- CVユーザーがよく見ているページ、CVしないユーザーが離脱しているページを比較
この分析で『CVユーザーは料金ページを必ず見ている』とわかれば、他のページから料金ページへの導線を強化するだけでCV率が上がる。
3. 経路データ探索
ユーザーの行動フロー(どのページからどのページに遷移したか)を可視化できる。
UAの「行動フロー」に近い機能。ただし、GA4の方がイベント単位で追えるため、ボタンクリックやスクロールなどのアクションも含めて分析できる。
設定手順:
- 探索 → 「経路データ探索」を選択
- 起点(開始ページ)を指定
- ステップ数を増やしていき、ユーザーの動きを追う
特にLPからサイト内の回遊パターンを分析するのに有効だ。『LPに来たユーザーがどのページに遷移しているか』を知れば、次に見せるべきページの設計がしやすくなる。
GA4でやりがちな失敗5つ
失敗1:コンバージョン設定をしないまま放置
GA4はUAと違って、初期状態ではコンバージョンが何も設定されていない。UAからの自動移行でGA4アカウントが作られた場合でも、コンバージョンの設定は引き継がれていないことがある。
『GA4に移行したからOK』と思い込んで半年放置し、コンバージョンデータがゼロ。こういうケースを何件も見てきた。
移行後すぐにやるべきことは1つ。コンバージョンイベントの設定確認だ。管理 → イベント の画面を開き、目的のイベントが「コンバージョンとしてマーク」されているか確認する。されていなければ即設定。
失敗2:UAの指標をそのままGA4に当てはめようとする
「直帰率が表示されない!」「平均セッション時間が短すぎる!」
これはGA4の計測方法がUAと異なることが原因だ。指標の名前が同じでも、定義が違う。
| 指標 | UA | GA4 |
|:—–|:—|:—-|
| 直帰率 | 1ページだけ見て離脱した割合 | エンゲージメントしなかった割合(10秒以内に離脱かつ1ページのみ閲覧かつCV未発生) |
| セッション時間 | 最後のページ滞在時間を含まない | アクティブに閲覧していた時間のみ計測 |
| ページビュー | page_view イベント | 表示回数(page_view イベント) |
GA4ではUAの「直帰率」とは異なる定義で直帰率が表示される。GA4の直帰率 = 100% – エンゲージメント率 だ。UAの直帰率より低い数字が出ることが多い。
過去のUA数値と単純比較しても意味がない。GA4はGA4の基準で改善サイクルを回すべきだ。
失敗3:イベントを作りすぎて管理不能になる
GA4は自由度が高い。ボタンクリック、スクロール、動画視聴、ファイルダウンロード……何でもイベントとして計測できる。
だからこそ「何でも計測する」とイベントが100個以上になり、何が重要かわからなくなる。
GA4の無料版では、1プロパティあたりイベント名の上限は500個。カスタムディメンションは50個。上限に達すると新しいイベントが計測できなくなる。
推奨は、最初に計測するイベントを10〜15個に絞ること。コンバージョンに直結するイベントを優先し、『あったら便利かも』レベルのイベントは後回しにする。
失敗4:探索レポートを使わずに標準レポートだけで判断する
標準レポートは「全体の傾向」を把握するには便利だが、「なぜその数字なのか」を深掘りする力はない。
例えば、標準レポートで「エンゲージメント率が50%」とわかっても、「どの流入元からのユーザーが低いのか」「どのページで離脱しているのか」までは標準レポートではわからない。
探索レポートを使えば、「Google広告から来たユーザーのエンゲージメント率」「特定のページのみのコンバージョン率」など、ピンポイントの数字が見える。
最初は「自由形式」の探索レポートだけでいい。ディメンションとメトリクスを2〜3個ずつ選んで、クロス集計するだけで新しい発見がある。
失敗5:データを見るだけで「行動」につなげない
これが最大の失敗だ。
GA4を毎週見ている。数字は追っている。でも「そのデータを見て何を変えたか」と聞くと、何も変えていない。
データは行動のためにある。数字を見ること自体には1円の価値もない。
おすすめは、月に1回「GA4改善会議」を30分だけ設定すること。
会議のアジェンダはシンプル。
- 先月のCV数とCVRは目標に対してどうだったか?
- エンゲージメント率が低いページはどこか?
- CVRが高い流入元はどこか?
- 来月、1つだけ改善するなら何をやるか?
この4つだけでいい。毎月1つだけ改善アクションを実行し、翌月にその結果を確認する。このサイクルを回すだけで、半年後には目に見える成果が出る。
ユーザーセグメントを使った実践的な分析
セグメントとは「ユーザーを条件で切り分ける」こと
GA4のセグメント機能を使えば、特定の条件に合致するユーザーだけを抽出して分析できる。
例えば以下のようなセグメントが作れる。
- 過去7日以内にサイトを訪問したユーザー
- コンバージョンしたユーザー
- 特定のページを閲覧したユーザー
- モバイルからアクセスしたユーザー
- Google広告経由で流入したユーザー
セグメントは探索レポートの中で作成する。標準レポートでは使えない点に注意が必要だ。
実務で使えるセグメント3パターン
パターン1:CVユーザーと非CVユーザーの比較
最も基本的で、最も効果的なセグメント。
CVしたユーザーがどんなページを見ているか、どの流入元から来ているか、何回訪問してからCVしたか。この比較からCVにつながる勝ちパターンが見える。
俺のクライアントで実際にやった例。CVユーザーの80%が「料金ページ → 事例ページ → お問い合わせ」という動線をたどっていた。非CVユーザーは料金ページを見ていなかった。全ページのグローバルナビに料金ページへのリンクを目立たせたところ、翌月のCV数が1.3倍に増えた。
パターン2:新規ユーザーとリピーターの比較
新規ユーザーとリピーターでは、求めている情報が違う。
新規ユーザーは「この会社は何をしているのか」「信頼できるのか」を知りたい。リピーターは「前に見たあのページ」や「具体的なサービス内容」を求めている。
新規ユーザーのエンゲージメント率が低いなら、ファーストビューの訴求を見直す。リピーターのCVRが低いなら、再訪時の導線やCTAを見直す。
パターン3:デバイス別の比較
モバイルとPCで、ユーザーの行動は全く違う。
あるECサイトの分析で、PCユーザーのCVRは3.2%、モバイルユーザーのCVRは0.8%だった。モバイルからの流入は全体の72%を占めていた。
原因を調べると、モバイルのフォームが小さくて入力しにくかった。フォームをモバイル対応に改修したところ、モバイルのCVRが0.8%から1.9%に改善。全体のCV数が月20件から月34件に増えた。
GA4の初期設定チェックリスト
GA4を使い始めるとき、最低限やっておくべき設定をまとめる。
| 設定項目 | 内容 | 重要度 |
|:———|:—–|:——|
| データ保持期間の変更 | デフォルトは2ヶ月。14ヶ月に変更する | ★★★★★ |
| Googleシグナルの有効化 | クロスデバイス計測の精度向上 | ★★★★☆ |
| 内部トラフィックの除外 | 自社IPからのアクセスを除外 | ★★★★★ |
| コンバージョンイベントの設定 | フォーム送信・電話タップ等 | ★★★★★ |
| Google Search Consoleとの連携 | 検索クエリデータをGA4で見られるようにする | ★★★★☆ |
| Google広告との連携 | 広告データとサイトデータを統合 | ★★★★☆ |
| クロスドメイントラッキング | 複数ドメインがある場合 | ★★★☆☆ |
特に「データ保持期間」は見落としがち。デフォルトの2ヶ月だと、3ヶ月前のデータが探索レポートで使えなくなる。管理 → データ設定 → データ保持 から「14か月」に変更しておく。これは今すぐやるべきだ。
「内部トラフィックの除外」も必須。自社スタッフのアクセスが混じると、エンゲージメント率やCVRが実態とズレる。管理 → データストリーム → タグ設定 → 内部トラフィックの定義 から自社IPを登録する。
まとめ
GA4で見るべき数字は5つだけ。
- エンゲージメント率 — ユーザーがちゃんと中身を見ているか
- コンバージョン数とCVR — ゴールが達成できているか
- セッションの参照元/メディア — どこから来たユーザーが成果につながっているか
- ページとスクリーン — どのページが強くて、どこで離脱しているか
- ユーザー属性 — 誰が来ているか、ターゲットとズレていないか
この5つを月1回チェックし、1つだけ改善アクションを実行する。それだけでいい。
GA4は「全部見よう」とした瞬間に使えなくなる。見るべき数字を絞って、行動に変える。これがGA4を味方にする唯一の方法だ。
まず最初にやるべきことは1つ。GA4の管理画面を開いて、コンバージョンイベントが正しく設定されているか確認すること。設定されていなかったら、今日中に設定する。それだけでGA4の価値が一気に変わる。